対象の時を操ることが出来る精霊。多くは語らず、淡々とやるべきことをこなす。
ただし時を操るにはかなりの制約があり、その力は簡単に行使出来るものではない。
死んだり詰んでしまったルクスちゃんの時を戻し、助けてくれる。
右目や口、脚や腕など身体の一部の時が凍りついていて、喋る時はテレパシーで対象に話しかける。
凍りついた腕はあまりに動かしにくかったため二の腕付近を砕き、残った腕を魔力で操り動かしている。
その身体に膨大な魔力を秘めており、対峙した者の肌がビリビリするような威圧感を放っている。
大地を操り、岩の槍を突き出させ相手を貫いたり、遥か天空から隕石を喚ぶなどいわゆる地属性魔法が得意。
その魔力量のせいか、力を制御し控えめな威力で魔法を扱うことが苦手らしい。
人前に出ることを良しとせず、多くの者は彼女のことを知らない。しかしグラシエルが最近己の存在に気付き始めたことにより、非常に疎ましく感じている。
いつもひっそりとルクスちゃんを見守り、自身はただひたすら自分の空間に籠り力を蓄えている。
全てはあの人のために。