その魔力で草木を育て、操る精霊。喋ることが苦手でちぐはぐ。どうも思考回路がえらく偏っている。
自身のいる森を護ることを役目としているが、本人は何故森を守り続けてきたかを忘れてしまった。
森に住まう者達でさえ勘違いしていることだが、よく見かける少女の姿はルゼルラピス本体ではなく、いわゆる操り人形のようなもの。本体は巨大な蟲の姿をしている蟲族である。本体は常に洞窟に引きこもっているため滅多に人前には現れない。
表で見かける姿は昔に仲の良かった人族の少女マナであり、色々と事情があって四肢をもぎ口を塞いだが、実はまだ生きている。しかし完全に植物状態なので、森の精霊が木で義手義足を作り、身体を操って動かしている。
森に仇なす者は許さないが、何もしないならば人族であろうと手出しはしない…というより、人族に手を出すことを恐れているようにも見える。
本体の住む洞窟に近付いた者は彼に手酷い仕置きをされることや、夜な夜な得体の知れない音が聞こえてくる不気味さから森の住人達はその洞窟に近寄らなくなった。
ソーセージが好物。