騎士団長であるステラの右腕に当たる獣人族。
純粋で人を疑わず、好奇心旺盛。
共通語はまだ学んでいる段階で、簡単な単語一つ一つでしか喋ることが出来ない。話は理解できる。
諸事情で村のはずれに一人で住んでいたところを軍の人間に襲われたが、ちょうど軍の動向を探っていた騎士団に助けられた。
恩義を感じたマーチはそのまま騎士団についていき所属。その実力をステラに認められ重役にまでなった。
獣人族特有の身体能力の良さを生かし、蹴りをメインとした体術で戦う。拳に関しては爪を出して肉を抉りとった方が強いのだが、ステラにそれは禁止されているためグローブ越しで殴るだけに止めている。
尻尾の先の針には毒を生成することが可能であり、普段はただの鋭い針でしかないが命をかけた真剣勝負では一撃必殺の兵器となる。
年頃なせいかどうも発情期を抑えることが出来ず、定期的にステラ含む周囲の騎士団員に襲い掛かりそうになってはグリーモの魔法で沈静化されている。
この点について周りはまたか~仕方ないな~と軽く受け入れているが、グリーモ的には疲れるしステラに変なことをされたくないので結構な悩みの種。